RECOMMEND|NEAT 21AW – BUFFALO CLOTH PIGMENT PRINT
2021年の秋冬シーズンとして先月よりデリバリーが始まっているNEAT。今シーズンもNEATらしいプロダクトが続々と入荷していますが、今回は特にオススメしたい生地が入荷したのでご紹介です。
今シーズンの中でも西野氏が1番時間をかけて作ったオリジナルの生地がこの「バッファロークロス」です。この生地は元々、西野氏が所有している70年代の某メゾンブランドのデニムを再現したくて作り始めたのがきっかけ。この生地は他のインラインで展開されている人気の高いオーセンティックな風合いを魅力とする定番生地とはまた趣が異なり、経年変化をとことん楽しめる部分に面白みがあります。
写真上が生地製作のきっかけとなった70年代の某メゾンのデニム生地。この独特の色落ちを表現するのに色々と試行錯誤してようやくできた生地が今回のバッファーロークロスです。サンプリング元となるデニム生地の色合いと風合いもまた最高ですが、それを目指した今回の「バッファロークロス」のことを展示会で紹介され、とても魅了されたのを覚えています。
バッファロークロスは、水牛の毛並みをイメージして作られた生地。これを染めずに表面だけ「顔料染め(プリント)」しているのも今回の注目ポイントです。なので裏側は真っ白。染めてない白色の上にプリントを施しているので少し擦れるだけで色が落ちていきます。数回穿くだけで人によってそれぞれの色落ちが楽しめるユニークな生地に仕上がっています。
色落ち後の魅力はもちろん、綺麗な状態の色合いもブラウンとオレンジの中間のようなトーンが独特で非常に魅力的です。スタイリングも色々な色合わせや素材との組み合わせも楽しめると思います。
また今回は上でご紹介した「ブラウン」の製作に合わせて、こちらも色落ちしていく様を素直に楽しめる「ブラック」が展開されています。こちらのカラーは馴染みのあるブラックデニムに近い風合いですが、実際に履くとまたそれとも異なるオリジナリティある生地感で、色落ちしていくイメージに関してはブラウンよりも想像しやすいカラーとなっています。
両カラーとも新品状態のカラーからご自身でどんどん着用いただきつつ、洗い、そして自分なりのアタリと色合いになっていく過程を楽しめるパンツです。もちろん綺麗な状態をキープしつつゆっくり風合いを出していきたい方は、洗いの頻度を少なくしつつ、洗う際は手洗いで行なっていただく、またはクリーニング屋さんにてドライクリーニングでメンテナンスなどすれば、マイペースに色落ちを楽しめると思います。
定番生地とは違い、実際に履いてみないと分からない部分は多いモデルだと思いますが、だからこそご自身の感覚で自由に、ぜひ服好きの方にお試しいただきい21AWのアイテムとなっています。
BUFFALO CLOTH PIGMENT PRINT
マテリアル
100% Cotton
顔料染め(プリント)
メンテナンス
−当て布をして中温程度でのアイロン仕上げOK
−水洗い可
−自然乾燥推奨
−ウェットクリーニング・ドライクリーニング
展開モデル
BROWN – STANDARD , TAPERED
BLACK – WIDE , STANDARD , TAPERED