本鼈甲 / 18金のアイウェア
今回のブログでは「本鼈甲」や「18金」を用いた特別なフレームをご紹介します。
MASUNAGA since 1905
今でこそ国内で最も生産が盛んな地方として有名な福井県鯖江市に産業を広めたブランドである【増永眼鏡】の、昭和天皇に献上したフレームを復刻させようということで始まった【MASUNAGA G.M.S.】というライン。細くて軽いのはもちろんなのですが、金は比重が重く、見た目よりはずしっとした重みと柔らかさのある、安心感のある掛け心地が魅力。顔なじみも良く、大人の男性にぜひ手にとっていただきたフレームです。
10 eyeven
金の重さの話が出たところでご紹介するこちらは、今年の春から始動している【10 eyevan】のモデル。エンドチップに通常の仕様ではシルバー925を用いているのですが、この[1G]の1色のみ、18金を採用。シルバー925と目的は同じ重量バランスの向上にあるのですが、さらに比重の大きい18金は、フレームの大部分に使われているβチタンより3倍ほど重い素材。重量バランスを良くすることでかけ心地が良くなるのはもちろん、特に短髪の男性が着用すると耳の後ろでバイカラーになっているのが分かり、細かいポイントですが特別感のある仕様になっています。
Oliver Goldsmith
次に鼈甲のフレーム。「VICE CONSUL-S」といえばブランドを代表するマスターピースモデルのひとつで、8mm厚のボリューム感ある生地を用い、程よくエッジの利いたシェイプが特徴ですが、本鼈甲となると少し表情は柔らかくなり、色合いも深みのある落ち着いた印象に仕上がっています。蝶番には18金を採用。
本鼈甲はその深みのあるしっとりとした質感と、見た目よりも軽い掛け心地、磨きや修理を繰り返し非常に長い期間お使いいただけるところが魅力。中でも今回ご紹介する2本は「黒並甲」といわれる、柄を抑えた落ち着きのある生地を採用しています。【Oliver Goldsmith】は1926年からの創業初期は鼈甲のフレームを製造していたというルーツもあり、そういった背景から考えても必然性のある製品には非常に魅力を感じます。
いずれも価格帯も上がるものの、いずれも長いスパンで日々の生活の良いパートナーになってくれるような、普遍的な魅力溢れるフレームになっています。ぜひ店頭でご覧になってみてください。
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