SMALL TALK / YU IMAIZUMI
【ayame】Limited Store 2018
at Continuer Extra Space
Date.2018.5.17<THU>−2018.-6.3<SUN>
“SMALL TALK”
リミテッド・ストア開催中にちょっとだけデザイナーの今泉悠さんとayameの事おしゃべりしました。
(C)
今回のイベントでは店頭に3日間も立って接客していただいたり、何よりayame初の企画としてアイウェアのカスタムオーダー「FOCUS id」をこのエクストラ・スペースでお披露目していただきありがとうございました。来店してくださったお客様も純粋にアイウェア選びを楽しんでいた様子で、僕らとしてもすごく楽しめています。
(I)
元々直営店を持っていないブランドなので、直接声を聞けたり感覚を共有できることはとても貴重な経験ですし、何より実際に初めてサングラスを作るというお客様の接客も出来て楽しかったですね。
(C)
今後もこのユニークな「FOCUS id」は継続したayameの企画になりそうですか?
(I)
今回初めての試みだったということと、おかげさまで初日から好評で、パーツにも限りが出ているので、当分の間出来ないというのが本音です。そんなリミテッドな企画を、今回のコンティニュエで行う「リミテッド・ストア」のみで実現出来て良かったと思っています。
(C)
こちらこそありがとうございます。打ち合わせさせてもらった時に、一番は「アイウェア選びを楽しんでもらう」をテーマにしたので、そこを実現できて良かったですね。
(I)
アイウェアという分野においては、ありそうであまりない企画ですしね。また別注してもらったホワイトとシルバーのFOCUSも良かったですよ。最初オーダーもらった時は、この組み合わせ大丈夫かな??と思いましたが笑。すごく絶妙なバランスの配色でクールな仕上がりになりましたね。
(C)
ありがとうございます。Continuerとしてはよりファッション性を意識して、今回はピュアな「ホワイト」と改めて新鮮なシャーリングシルバーをベースにしたので、好きなカラーレンズと合わせて、自由に楽しんでもらいたいです。
(C)
そういえば聞いたことなかったのですが、こんなにたくさんのデザインの中で今一番気に入っているモデルとかってあったりするのですか?
(I)
もちろん今回のリミテッド・ストアの目玉である「FOCUS」は、ayameの中でも”安定感”のあるデザインで気に入っていますが、今現在でというのに限れば、「BROWER」というモデルですかね。このモデルに関してはデザインをデータで落とし込んだ2次元の状態から、3次元の立体物になった時の違和感がほとんどなかった。自分としては女性の方をイメージして、柔らかな表情というよりは、芯のある「凛」とした表情のメガネを作りたいと思っていた中で、かなり理想のディテールとシェイプになりましたね。
(C)
−それと”デザイン”ということにおいては、どういった事を意識しているのでしょう??−
(I)
自分自身これまでデザインをやっていく中で改めて感じることは、奇抜であったり、見た目のインパクトが強すぎるプロダクトはやはり自分にとっては抵抗があると感じました。意識的にファッション性を強くするというよりは、きちんとした”道具”である事を目指しています。その中でも抽象的な言い方をすれば、”ライフスタイルに寄り添う”のではなく、”パーソナルに寄り添う”といったニュアンスの方が近いかなという感覚です。
(C)
ayameのメタルフレーム「MANRAY」というモデルもそういった感覚ですね。
(I)
「MANRAY」は確かに、人(パーソナル)が掛ける時の機能美を追求できたプロダクトになりました。
(C)
あとはどこに個性を出していくか??ということに関しては??
(I)
自分としてはアイウェアデザインは”ちょっとデザインする”という感覚で良いと思っています。
(I)
今日を除いてあと2日あるリミテッド・ストアですが、楽しかったんでまた来年もやりたいですね。
(C)
ブランドさんからそう言っていただいて光栄です。ありがとうございます。来年も同じ時期に開催するとしたら、2019年の初夏はどんな気分になっているでしょうね。企画もパワーアップさせてぜひ実現させたいですね。