FEATURE <MAX PITTION>
フランス生まれの伝説的ブランド
新色と新サイズの登場でさらに拡充したフレンチヴィンテージスタイルの魅力
本記事では、2024年に新サイズと新色が発表され、コレクション全体に深みを増した【MAX PITTION / マックス・ピティオン】を改めて特集。気になるモデル等見つかりましたら、ぜひ店舗まで足をお運びください。
ABOUT MAX PITTION
【MAX PITTION / マックス ピティオン】。このフランスで誕生したブランドが与えた影響は、現在に至るアイウェアのデザイン面や業界全体の発展にまで及んでおり、アイウェア史に功績を残した有数のブランドのひとつと言えます。
ブランドの生みの親<マックス・ピティオン>は、1921年、フランスアルプスの南ジュラにある小さな町オヨナにて生誕します。当時のオヨナは木や牛の角を使用した櫛産業で有名で、次第に櫛の使用素材として「セルロイド」が用いられるようになりました。やがて家業を継ぐ事になったマックスは、そのセルロイドのポテンシャルを見出し、父親の櫛工場をアイウェアファクトリー「ピティオン・ルネッテリア」に変える決断をします。その後、高品質な素材とユニークなカラーリング、完成度の高いデザイン、品質に妥協することのないモノ作りの姿勢から、人々を魅了するブランドとして成長。一代にして有数の眼鏡メーカーを築き上げます。マックスの大胆なデザインとエレガントさを伴ったプロダクトは、数多くのアーティストや映画俳優にも人気を博し、1960年〜70年代頃には世界的に知られていく事となりました。また、マックス自身はシルモ・パリ国際眼鏡見本市(SILMO)」の創設メンバーの一人となるほど、アイウェア業界の礎を築く業績を残します。
ブランドはその後、休止期間を迎えますが、現在はマックスのご子息、バーナード・ピティオンが、日本を拠点に活躍するクリエイティブディレクター、タミー・オガラにブランドの復活を委ね、2023年2月、ブランドが再始動を果たしました。バーナード氏が保有している貴重なアーカイブ資料をもとに、タミー氏が主導してファーストコレクションを製作。現在のファッションシーンでも根強い人気を誇るフレンチヴィンテージスタイル、その中心的存在ともいうべき歴史的傑作の魅力を味わう事が出来るのが【MAX PITTION】というブランドです。
【MAX PITTION】は現在、Continuer(恵比寿本店)、CONTINUER NIHOMBASHI(日本橋)、The PARKISDE ROOM(吉祥寺)の各店で取扱い中。
2024年3月現在、復刻されているモデルは全4型。これら全て当時のデザインを日本製で最高水準のクオリティのもと、より忠実に再現されているのが特徴です。迫力のある立体的な造形もさることながら、真鍮製の蝶番やカシメ鋲、テンプルの芯といったディテール、また工法においても日本とフランスの製作チームが新旧の技術を結集し、今の時代にフィットする現代的なアイウェアとして再びリリースされています。
COLLECTION
-POLITICIAN-
ブランドを象徴する代表作「POLITICIAN」。6mmのアセテート生地に、立体的で美しいカッティングが施された存在感のある多角形フレーム。このデザインは大きくフレンチヴィンテージのスタイルに属すカテゴリーの中でも、エレガントな側面を最も漂わせるモデルです。本モデルはサイズも42φ、44φ、46φと定番ゆえ、コレクションの中で最もサイズ展開が多く、さらに今春からはブリッジサイズを狭くしたさらなるスモールサイズが展開されるなど、そのバリエーションの多さからもブランドのマスターピースとして不動の地位を確立しています。
-MAESTRO-
やや横幅を広めにとったパントゥシェイプ「MAESTRO」。7mm生地の存在感など同ブランドらしい佇まいですが、丁寧に磨かれ丸みを帯びたリムの形状は顔馴染みも良く、コレクションの中でもベーシックさを併せ持ったモデルと言えます。一方、玉型がシンプルだからこそワイドテンプルの存在感や、真鍮製の3点カシメなどのディティールが際立つモデルにもなっており、ベーシックに留まらない魅力を放ちます。「POLITICIAN」と人気を二分する、こちらもブランドのマスターピースモデル。
-HUGO-
アイウェアにおけるフレンチヴィンテージの大定番シェイプが、フロント上部に王冠をイメージした抑揚のあるカッティングを施したクラウンパントゥ型。MAX PITTIONの「HUGO」はそのクラウンパントゥの中でも、カッティングのエッジそれぞれの箇所がシャープかつダイナミックな造形で、世に存在する同型の中でもその存在感が際立つモデルに仕上がっています。また、生地の厚みもコレクションの中で一番厚い8mm生地が使用されています。
-CASSE-
同ブランドの中では隠れた名品的品番の「CASSE」。ウェリントン型とカテゴライズされるオーセンティックで普遍性を感じるシェイプをベースに、上部のブローライン全体が伸びやかなラインで形成された、どこかモダンでスマートな印象を楽しんでいただけるモデルです。
NEW COLOR
復刻より1年が経過した2024年。一部コレクションに「新色」と「新サイズ」が登場。元々ユニセックスで着用出来るファッション性豊かなブランドでしたが、その提案の幅がさらに拡がり、魅力を増しています。
「新色」は、他モデルに先行して「MAESTRO」「HUGO」から発表された〈DUSTY CHAMPAGNE / ダスティ・シャンパン〉〈VINTAGE LAVENDER / ヴィンテージ・ラベンダー〉〈FRENCH BEER DARK / フレンチ・ビア・ダーク(写真未掲載)〉の3色。どのカラーもフレンチヴィンテージ系譜のブランドらしい、力強くも美しいカラーになっており、これから本格的に突入する24春夏シーズンでも、高級感を伴うクリアな質感を持った新色たちは人気カラーとなる予感。
NEW SIZE
「新サイズ」も同様に「MAESTRO」「HUGO」から先行して登場。元々、同2型は44φのみの展開でしたが、42φというコンパクトなサイズが加わることにより、さらに性別、スタイルと問わず幅広いアイウェアユーザーが着用可能なモデルになりました。
さらに、Continuer Inc.各店では今季、24S/Sシーズンに合わせて各モデルにブランド純正のカラーレンズを装着したサングラスモデルを多数展開。優れた発色の美しい2カーブレンズが合わさることで、オプティカルとはまた趣を変えたファッション性を発揮する【MAX PITTION】のサングラスコレクション。ソリッドなムードの単色レンズはもとより、今新鮮さを感じるグラデーションレンズなどにも注目です。
SUNGLASSES
創業から長い歴史の中で多くの人々に愛されてきた<MAX PITTION / マックスピティオン>というブランド。現在復刻されている4型全て、その歴史に裏打ちされた魅力を備えています。クラシックアイウェアという枠を飛び越え、モダンにまで感じさせる稀有なブランド。今まさにオススメのブランドとして、Continuer Inc.ではほぼフルバリエーションを取り揃え各店にて展開しております。ぜひ足をお運びください。
<MAX PITTION>取扱い店舗
【Continuer / コンティニュエ】
address: 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-9-2 CALM恵比寿1F
open: 12:00-20:00(定休日:水曜日)
tel&fax: 03-3792-8978
【CONTINUER NIHOMBASHI / コンティニュエ日本橋】
address: 103-6105 東京都中央区日本橋2-5-1日本橋髙島屋S.C. 新館5F
open: 10:30-20:00(定休日: 日本橋髙島屋S.C.の営業日に準じる)
tel&fax: 03-6281-9077
【The PARKSIDE ROOM / ザ・パークサイド・ルーム】
address: 180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-17-1 2F
open: 12:00-20:00(定休日:水曜日)
tel&fax: 0422-41-8978